アップルのメジャーアップデートについて

 僕が持っているMacbook AiriPhoneが今秋からメジャーアップデートより外されるらしい。何がまずいのか一応いうと、OSをアップデートしないとコンピュータの脆弱性が放置されてしまう。喩えるなら、妙齢の女性が一人で海外旅行に行くとき、その父親が感じるであろう気持ちを、僕は抱えなくてはならなくなる。HTTPSでないウェブサイトにアクセスしないようにしてるし、治安の悪いサイトには行かず、セキュリティ関連はコンピュータ素人なりに整えてはいる。そうではあるものの、OSをアップデートして、かわいい子には旅なんかさせず、愛娘を日本に滞在させたいのが親心である。

 計算してみると、アップル製品は発売から5-6年でメジャーアップデートから除外されるようである。MacbookiPhoneを5年持つとすると、約月3千円をアップルに支払うことになる。「無料のランチは決してない」とはいうものの、どうも腹に落ちない。道路のように無料で使えればいいのに、と思ってしまう。道路のようなものなのだから。

 予算はあるが、少し考える。いっそのこと、アンドロイドとWindowsに変えてしまおうか。ガジェットに詳しい友人と会う予定があるので、彼と話してから決めようと思う。

 もう一つ、腹に落ちないのが、今持っているMacBookiPhoneはどちらとも問題なく動くのに、買い換えるか否かという思案をさせられていることである。持続可能だよ?  SDGsじゃなかったの? と皮肉もいいたくなる。これはIT化し(してしまった?)、進歩した(僕は間違いなく進歩だと思う)、及び進歩している現代社会においては仕方がない、不可避なことではある。これは成長痛のようなものかもしれない。