体のともし火は目である。目が澄んでいれば、あなたの全身が明るいが、濁っていれば、全身が暗い。だから、あなたの中にある光が消えれば、その暗さはどれほどであろう。
近頃はいい意味で好奇心が淡白になってきた。しかし僕から好奇心を除いたら、一体何が残るのだろうか。というより、これまでの僕が好奇心を持ちすぎていたのかもしれない。これは瞑想の効用かもしれないが、何事に関してもニュートラルになった。
知ることは楽しい。自己を統制することもまた楽しい。急いで、多くやれば良いというものではない。ゆっくり、少なく、複雑なようで簡潔、簡潔なようで複雑なのが、長続きするし、質が高くなる。経済学でいう限界効用逓減の法則や、心理学でいう処の快楽のトレッドミルみたいなものである。以上がこの頃のサティである。