「欲があまりない」という煩悩

「欲があまりない」--これが最近の僕の悩みである。

 

マズローが定義した三大欲求(食欲、睡眠欲、性欲)はある。でも、性欲は以前に比べれば減退したかなと思っている。

 

どちらかといえば悩んでいるのは、その三大欲求以外の欲がなくなってきたことかもしれない。例えば、承認欲、物欲、金銭欲などだろうか。

欲が無くなることで悩む原因は、生活に張り合いが無くなることだろう。「世の中無常だな」とか「有っても無くてもどちらでもいいんだよな」とかそういった思想になる。サルトルの言葉を引用すれば「実存のベールが剥がれる」*1といったところかもしれない。

 

承認欲は殆どない。なので、こうやってブログを書いたりツイッターをやったりして、--誤解を恐れず言えば--承認欲を駆り立てているのである。

物欲もあえて挙げるなら、今使ってるラップトップの調子がおかしいので、MacBook Airに買い替えたいのと、クロスバイクが欲しいってところだろうか。

金銭欲も殆どない。建設的に考えれば、お金を稼ぐには働かなければならない。そして、自分一人が生きるくらいならお金はそれ程必要ないことに気づいた。よって、あまりお金を稼がなくてもよいのではないかと思えてきた。あまり働きたくないし。

当面の目標はMacBook Airを買うことだ。これを目標に当面はやっていこうかな。

もっと社会に投企していくべきなのだろうか。しかしそれは直観的に間違っているのではないかと思える。というのも、生きる意味みたいなのは自己の外に求めるのではなくて、自己の内にあると考えているからだ。

 

端的に言えば、今の所、五体満足、五官健全なだけで充分である。さて、これからどうしていこうか。

 

*1:サルトル『嘔吐』より