マット・ロス監督・脚本「はじまりへの旅」Captain Fantastic
・自然科学、社会科学、哲学等のネタ(例えば哲人王など)が出てきて、それらの教養ユーモアが分かれば面白いかも。父とその6人の子供たちが、父の指導で自然の中で生きる体力・術そして大学生顔負けの教養を身につけていく。個人的にはその修練が哲人王教育だったのと、チョムスキーの誕生日を祝う場面が面白かった。
・アメリカが舞台だが、北欧ぽさがある
・家族ものである
・現代社会への風刺多めで面白い
薗田賢次監督「凶気の桜」
・レイプのことを「排泄」、「イデオロギー磨いてますから」とか印象的な台詞が多い。独特な言葉遣いは「時計じかけのオレンジ」やハクスリーの『素晴らしい新世界』を連想させる。暴力映画好きな人は是非観て、イデオロギーを磨いてほしい。
・友人に勧められて観た。友人はナショナリストではない。僕もまた然り。
・役者さんたち、町並みそしてK DUB SHINEのラップによって2000年代の良さが存分に出ている。
サイモン・ヴァフォーヴェン監督「はじめてのおもてなし」Willkommen bei den Hartmanns
・また家族もの。ドイツ社会がどういう状況なのかが垣間見れられる。たとえるならドイツ版「家族はつらいよ」ぽい。ユーモアが山田洋次みがある。
・ハートマン家の長女ゾフィが30歳でもなお学生やれるのが羨ましい。ドイツ社会は日本と比べて寛容だ。親父は「勉強しろ!」とうるさいけど。
以上は全てNetflixで視聴可能です。